N2iの開発をリードするエンジニア杉浦さんにインタビュー!

こんにちは、技術ブログ運営チームの岡部です。
今回は前回より始まった「社内のエンジニアに自身のキャリアや仕事への取り組み方などについてインタビュー」の第2回目の記事になります。前回は香川県にお住まいのエンジニア 安田さんにお話を伺いました。 まだ読まれてない方はぜひご覧ください。

techlog.n2i.jp

今回はN2iのテックリードであるエンジニア 杉浦さんにお話を伺いたいと思います。

これまでの経歴

-- まずは多くの人が気になっている杉浦さんの経歴について質問させてください。N2iに入社するまでどんな経験をされてきましたか?

新卒でシステム会社に入社してSIerとして社会インフラのシステムやECサイトを開発していました。
10~11年勤めた後、WEB制作の会社に1年ほど勤務した後にフリーランスになりました。それからはWEBシステムの開発をしてます。

-- フリーランスだったとはお聞きしていましたが、SIerをされていたのは知りませんでした。N2iにはどのような経緯で入社されたのでしょうか?

名古屋のシェアオフィスで仕事をしていた時にN2i代表の篭橋さんに出会いました。
「一回、*1事務所に来て」と言われてフリーランス時代からN2iの仕事をやっていました。
WEB制作だと自分の力が活かせなくてモヤモヤしていたのですが、N2iでWEBシステムの開発を通じて、凄く成長を感じましたね。

ただ、技術力が上がると早く仕事が終わってしまうので、時給制だと単価が下がってしまい金額面でキツくなったのと、当時、帰り道でよく吉野さんと一緒になることがあって「フリーランス辛いよね...」と話している時にN2iに誘われて入社しました。

過去の案件について

-- 社員になる前からN2iとは付き合いがあったんですね。少し話は変わりますが、杉浦さんが新卒で初めて参加した案件はどのような案件だったのでしょうか?

あまり覚えていないのですが、どこかの工場の製品管理システムでした。
開発の担当ではなかったんですが、入社2日目にバグが見つかってなぜか自分が徹夜して対応した記憶があります(笑)

-- 入社して2日目に徹夜でバグ対応とは中々にハードな案件ですね...。それから様々な案件に携わってきたかと思いますが、最も難しかった案件についても教えてください

とある巨大な施設のシステムですかね。
センサーから受け付けるイベントをコンピューターで状態管理するというものでした。
数値計算の用件が難しくビジネスロジックの実装にとても苦労しました。
あとはUIのリアルタイム描画もWEBシステムのようにボタンなどを手軽に描画できるものではなく、線を1本ずつ引いて四角形を作って、影を入れて立体的にしてボタンを描画する...ようなレベルでの実装だったので、とても大変でした。

SPAを触り始めた時は「なんて楽なんだ」と感動した記憶があります。

普段の業務について

杉浦さんお手製のパンと焙煎したコーヒー豆

-- 杉浦さんは普段はどのような業務をされているのでしょうか?

新規機能開発の事前調査や設計をしたり、既存のアーキテクチャの改善だったりをやっています。
あとは開発メンバーからのコードレビュー依頼や、問い合わせの対応もやっています。

-- めちゃくちゃ幅広いですね(笑) 幅広い知識が求められると思いますが、業務のために勉強していることなどはあるんでしょうか?

自分は座学が苦手だと思っているので必要性を感じた時に集中的に取り組む事が多いですね。
とはいえ事前知識がないとアイディアが出てこないので、GCPのサービス一覧を定期的にチェックしたりはしています。
学習という感覚はあまりなくて、考えてどうするかを得て学んでいるなと感じています。
道具を使いこなす事が好きなんですよね。

職種について

-- 杉浦さんがエンジニアになろうと思ったきっかけは何だったんでしょうか?

自分は昔から集中力がなくて幼稚園ぐらいから落ちこぼれてしまって学業成績が悪かったです。
ただ親族がみなエンジニア(特殊機械や木型など)だったので、手に職をつけたいという考えが強くありました。
それから工業高校に進学して、basicというプログラミング言語を触ってみたら面白くて興味が湧いたので専門学校に進みました。

他のことには集中できなかったんですが、プログラミングは徹夜しても出来たので仕事としてやりたいと思ったのがきっかけです。
エンジニア以外の選択肢はなかったですね。

-- プログラミングには興味が湧いて集中できたというのが何とも杉浦さんらしいです。エンジニアになって良かったと感じる点はありますか?

必ずしも努力すれば良いという訳ではないことです。
複雑な事を頑張ってやるよりも、シンプルで単純なことを選択していくことが重要だと感じています。
あとは自分のように浮き沈みがあっても、影響があまりないというの良い点ですね。安定して同じ作業にずっと取り組むのは自分には辛いと思います。

-- たしかに複雑なことを頑張るよりも、単純なことに分割するのはエンジニアリングにおいて非常に重要な考え方ですよね。他に仕事をする上で気をつけていることがあれば教えてください

エンジニア以外の方の話を素直に聞くことですかね。
どうしてもエンジニアは他の立場の方と対立してしまうことがありますが、自分と違う視野で考えている人の意見は参考になります。
あとは自分のこだわりを突き通すよりも、サービスにとってそれが良いのか悪いのかを選択するようにしていますし、先ほども少し話しましたが、複雑だなぁと感じた時は細かくシンプルで単純なことに分割するように意識しています。

-- 一緒に仕事をしていて杉浦さんの「とりあえず意見を聞く」という姿勢を感じていましたが、そういうことだったんですね。今回は杉浦さんにインタビューをさせていただきました。本日はありがとうございました!

ありがとうございました!

今回のインタビューアーは前回、インタビューをさせて頂いた安田さんに担当して頂きました。
改めまして安田さん、ありがとうございました。

*1:当時は伏見にオフィスがありました