Designer illustrations by Storyset
こんにちは、N2i Tech Blog 編集長の和田です。 定期的に開催している N2i の社員へのインタビュー企画の記念すべき第4回目です🙌
今回はデザイナーとして開発チームを支えている幸地さんに話を伺いたいと思います。
前回のインタビュー記事を読まれていない方は、下記からぜひお読み下さい。
これまでの経歴
-- 幸地さんはご出身が沖縄と聞いています。どのような経緯で名古屋に来られたのでしょうか?
高校卒業後はデザイナーを志望していました。
デザインを学べる場所を探していた時に「デザイナー」と検索して上位に表示されていたのが、名古屋のデザイナー専門学校だったんですよね。
特に深い理由があるわけではないのですが、デザイナーとして学びを得るために名古屋にやってきました。
学校卒業後、デザイナーとして働いていくうちに N2i でお仕事することになりました。
-- そうだったんですね。職種としてデザイナーを選択されたのには理由があったんですか?
当時は若かったこともあり、キャリアについては深く考えてなかったかもしれないです笑
たまに絵を書くこともあったり、Web サイトを自分で作ってみて楽しかった思い出があるので、そのような経験からデザイナーを選択したのかもしれないですね。
N2i の中では HTML と CSS に誰よりも詳しいという自信があります。
-- いやぁ、デザインに関する打ち合わせのときにいつもスタイルの知識をご教授頂いてます🙏
-- ここからはデザイナーとしてのお仕事自体について質問させていただきます!
デザイナーのお仕事について
-- 個人開発でフロントエンドを作る際にデザインで行き詰まる人も多いと思います。デザイン力をアップするにはどうしたらいいでしょうか?
いろんな方法があるとは思いますが、僕の個人的な意見としては「とりあえず作る」しかないと思いますね。
今はたくさんデザインのフレームワークがでているので、それらを利用してみるのがいいと思います。少し古いかもしれませんが Bootstrap などは有名ですよね。
本を読んで知識をつけるのも良いですが、デザインもプログラミングと同じで自分で手を動かさないことには始まらないです!
その通りですよね。ちなみに幸地さんはデザインのヒントとして、参考にしているものはありますか?
今はアプリケーションのデザインを担当させていただくことが多いので、既存のデザインをベースに進めることが多いですね。 新しくデザインを考えないといけないときは、Pinterest などのサイトを見て着想を得ることはあります。
-- 様々なデザインに触れる機会が多いと思うんですけど、最近のデザインの流行りなんかがあれば教えていただきたいです!
ここ数年で増えてきたと感じるのは、ジャンプ率の高いデザインが多くなってきたような気がしますね。
ジャンプ率とはデザインの緩急を表す言葉で、見出しと本文の文字サイズやフォントなど、比較する文字の見た目に差が大きいと「ジャンプ率が高い」といいます。
反対に見出しと本文に見た目の差があまりないようなものを「ジャンプ率が低い」といいます。
-- 言われてみれば普段、自分が見るサイトにジャンプ率が高めのデザインが多いです👀
-- デザイナーとしての仕事術をお聞きしたいです。デザインを作成する上で、オススメの仕事術だったりTipsはありますか?
デザインに限らずですが、ショートカットキーを覚えることは仕事を速くする必須項目だと思ってます。 あとは、Karabiner-Elements などのキーボードカスタマイズツールを使って自分の使いやすいキー配列に工夫することですね。
僕の場合は、Mac の ⌘X
でデザインの切り取りを行うことが多いので Caps Lock
を X
に変更してます。
個人的にはこの配置で切り取り操作がかなり便利になりました。
自分の仕事で頻繁に行う操作をカスタマイズツールを使ってやりやすくするのはオススメですよ。
-- エンジニアと共通するところがたくさん見つかって嬉しいです🙌
-- 幸地さんはエンジニアと仕事する中で、ここはやりやすい・やりにくいと感じることはありますか?
エンジニアの方は「できる・できない」をハッキリと伝えてくれるのが、個人的にはありがたいですね。 デザインするだけではアプリケーションは作れないので、打ち合わせの中で実装上の都合は確認させていただきます。
あとはできるだけエンジニアの方にはピクセルパーフェクトを目指してほしいですね。
自分がデザインしたものを完璧に再現してくれていると嬉しく感じます。
ピクセルパーフェクトを求めるからには、デザイナー自身もコーディングの知識は持ってないといけないですね。
最後にデザイナーとしてこだわりを持ってることを教えてください!
やはり、「ユーザーストーリーに沿っているか?」という観点は大事にしています。
当たり前のことだと思うんですけど、どのようにユーザーが利用するか?といったストーリーが見えてこないとデザインは作れないです。
-- ユーザーストーリーってホント大事ですよね。何のために作るのかが見えてこないとエンジニアとしてもやりずらさを感じます。
インタビューはここまでとなります。本日はありがとうございました!!
今回はデザイナーの幸地さんにインタビューさせていただきました。
筆者自身はエンジニアとして幸地さんと一緒に仕事をさせていただいているのですが、デザイナーの目線の考え方について理解を深められる良い機会となりました🙌