使いやすさの追求: フロントエンドに挑戦する女性エンジニアへインタビュー!

こんにちは、技術ブログ運営チームの岡部です。
今回から定期シリーズとして社内のエンジニアに自身のキャリアや仕事への取り組み方などについてインタビューをしていきたいと思います。記念すべき第1回目は香川県にお住まいのエンジニア 安田さんにお話を伺いたいと思います。

安田さんが香川に移住した時のインタビュー記事も合わせて、ぜひご覧ください。

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普段の業務について

-- まず普段、安田さんが担当されている業務、使用している言語やフレームワークについて教えてください

はい、最近はコボットのフロントエンドを担当することが多いです。
大きなタスクをガンガンやるというよりかは既存機能の改善・改修を行うことが多いです。コボットのフロントエンドはReact + TypeScriptで作られているので、主にReactを触ることが多いですね。

-- えぇ!安田さんは元々バックエンドを担当されるイメージだったので驚きです。フロントエンドをやっていて面白いのはどういった所でしょうか?

変更したものがすぐに見た目に反映されるのが面白いなぁと思います。
バックエンドと比べて変化が分かりやすいのが嬉しいです。あとはアプリケーションの見た目が変わるというのが新鮮ですね。

キャリアについて

-- 安田さんがエンジニアをやっていて良いな〜と思う所はありますか?

在宅で勤務ができるというのが嬉しいです。

安田さんは香川からリモートワークで勤務されています

あとはChatGPTなど、最先端の技術に触れて仕事ができるのが楽しいです。関係のない分野の技術もありますが、少しでも近いところで働けているのが面白いです。

パティシエは毎日、同じものを繰り返し再現するのが大事なんですが、エンジニアは毎回、新しいことに取り組むというのが難しくもあり面白い所だと感じます。

-- そういえば、安田さんの前職はパティシエでしたね。なぜエンジニアにキャリアチェンジされたのでしょうか?

パティシエは楽しかったんですが、30歳になってくると結婚したりと続けている人が周りにいなくて将来に不安があり転職を考えていました。

そんな中、なぜエンジニアを選んだのかというと兄の影響があります。兄は現在もエンジニアをしており、大学時代も情報系の学部を専攻していました。昔から自宅には最新のパソコンがあったり、ネットワークが整備されていたりしました。

ただ、兄に「エンジニアに転職するよ」と報告した時はすごく止められました(笑)

-- お兄さんの影響だったんですね(笑) 今まで知りませんでした。安田さんはどのようなエンジニアを目指しているのでしょうか?

それが、今はハッキリとしたものはないんですよね。今でこそ女性のエンジニアは増えてきましたが、まだキャリアモデルとして確立されていないと感じる所があります。そんな中で、自分もどうなりたいかを日々、探しています。

-- これから身につけたいスキルや、できるようになりたいことはありますか?

最近、フロントエンドを触る機会が多いので、もっと深く知りたいなと思っています。
特に「使いやすいデザインってどんなデザインなのか」について勉強してみたいですね。
デザイナーになりたいわけではないんですが、普段使っているアプリでも使いやすいもの・使いにくいものがあると思います。その違いって何となくでしか分からないんですよね。

ただ、デザインの本を読んでみると心理学の分野であったり、スマホだと親指が届く範囲にボタンが配置されていたりと理由があります。知れば知るほど、デザイン1つに考えが詰め込まれていて面白いなぁと思います。

-- 確かに。フロントエンドのエンジニアがUI・UXまで意識できると1つの上のレベルに行けそうです

そうですね。ボタン1つでも色や形など、考えることがたくさんあります。
N2iのデザイナーの幸地さんに「どうしてこのデザインなんですか」と質問すると、思ってもいなかった答えが返ってきて、面白いなぁと思ったことがあります。
それがデザインに興味を持ったきっかけだったかもしれません。

エンジニアになったばかりの頃

-- 少し話は変わりますが、エンジニアになったばかりの頃に苦戦したことはありますか?

もう毎日苦戦していました。みんな通る道かなと思うのですが、エラー1つ全然、解決できないことがありました。調べても調べても分からず...出来ないことをどうやって説明したら良いのかというのも結構、難しかったです。

-- その時は、どうやって乗り切ったんでしょうか?

ひたすら聞くか調べていました。
半泣きになりながら「このエラーどうにしかしてください...」という気持ちでやっていました。
気づいたら半日経っていたりしましたね(笑)

-- 1日調べても全く解決できない時ありますよね(笑) そういう時に限ってしょうもない原因だったり...。最近、苦戦されていることはあるんでしょうか?

最近は目標の設定とか自分のキャリアをどう積んでいくのかについて悩んでいることが多いです。
昔のようにエラーが解決できずに半日、悩むということはほとんどなくなったので、何も分からなくて何もできないというレベルからは抜け出したと思います。

仕事への取り組み方について

-- 作業の際に気をつけていることやこだわりポイントはありますか?

やっぱりバグが出ないように作るというのを一番に考えています。
基本的な事ですけど、仕様通りに出来ているかは注意しています。 作ってみたら要求されている仕様と違ったり...というはよくあるので、少しでも疑問に思ったことは聞くようにしています。

過去に何となくで実装を進めたら失敗したことは何度もあります。
完成してみたら「あれ仕様と違う?」となることも(笑)

-- 分かります(笑) 作ったものの「いや、そうじゃないんだよな」と言われることはしょっちゅうあります

そうですね。コミュニケーションって本当に難しい...。
最近、コードを書いている時間って本当に短いなぁとよく思います。
ほとんどが仕様確認や実装どうするかを考えている時間でコードを書くまでの時間が非常に長いです。

エンジニアがこんなにコミュニケーション必要な仕事だと思っていませんでした。
パティシエだった時よりも、コミュニケーションをとっている気がします。

-- 最後の質問です。仕事の進め方や取り組み方など安田さんが大切にしていることはあるでしょうか?

プライベートは大事にしたいなと思います。
しっかり休まないと仕事へ影響が出てくると思うんですよね。今は子供のこともあるので、限られた時間で集中して取り組んで、休む時は休むという切り替えを大事にしたいです。

まるで映画のワンシーンのような香川の海辺...😊

-- 確かにいつまでも同じような働き方ができるとは限りませんし、フェーズによって理想の働き方って変わってきますよね。

そうですね。一人の時は夜遅くまでやったりとか、土日もやったりとかしていましたが、切り替えは大事だなと改めて思います。

-- 今回は安田さんにインタビューをさせていただきました。本日はありがとうございました!

ありがとうございました!